ルポ探33で出張はもうしないと記しましたが,どういうわけか京都出張が入りました.すぐに帰るのももったいないので,名古屋から高山線のHC85に乗車し富山の路面電車/LRTを観察してきました.

京都から

泊まったホテルから丹波口駅まで歩き,嵯峨野線で京都駅へ向かいます.駅東側は青果市場なので道路上をターレが走り回っており,昔の秋葉原駅のようでした.

丹波口駅を通過する287系「きのさき2号」5002M.高架右下が青果市場.

追っかけで287Mに乗車し京都に向かいました.

30番線に先行到着していた「きのさき2号」.折り返し「きのさき1号」5001Mとして発車待ち.

このあと新幹線で名古屋駅に向かいました.

HC85ひだ・初乗車

クモハを名乗る気動車に初乗車です.この日は多客期なのか2両増結の8両編成でした.

2025/9/19,ひだ3号の編成.

ひだ3号の最後尾(岐阜まで).youもそこそこの人数が乗車.

「クモハ」の車号標記.ディーゼル発電機を積んだ373/31X系電車と思えば良い?アイドリングストップ車なので停車中はエンジン音がせず,電車ということでも違和感がありません.出発時にはエンジン起動の軽いショックがあり,新鮮な経験でした.

発車前,乗車中にいろいろと観察してみました.

エンブレムと行先表示板.

運転台はワンハンドルマスコンで,JR東海の標準的な仕様.

荷物置場とバリアフリースペースの充実した室内.

ホーム高さが客車仕様なので,ステップがあります.

デッキドア上にはハイブリッド車のような走行モードがアニメ表示されます.

力行時のフルパワー.エンジンとバッテリーの並列.

先頭車同士の連結状態.JR東海特有の丸っこい形状です.

高山駅での切離し作業.ホロが格納され貫通扉が自動で閉まるところです.

高山線には初めての乗車でしたが,川沿いに山岳部を抜ける様子が水郡線や伯備線と似た印象で,既視感がありました.

富山駅進入直前に「あいの風とやま鉄道」の521系と併走.

富山駅に到着後,運転士さんが折返し運転の確認をしているところ.AK21編成.ホーム全体を覆う大屋根が現在風で,419系が走っていた昔の地平駅とは隔世の感.

路面電車とLRT

前回の富山訪問は2003年で23年ぶりです.路面電車や富山港線が刷新され,駅下での相互接続の様子が見たくて久々に来てみました.

富山駅新幹線高架下の路面電車乗場.8004(’93年日車製)が乗場に向かって渡り中.

高架南側より北側を望む.左の7015(’60年日車製)は富山米のラッピング車で,昭和の路面電車の面構え.

「大学前」へと出発する7015.

出発した8004と入れ換えに,T104(’17年アルナ製)が入線.NTTデータのラッピング車.

高架下乗場への着発は間断なく,久々に路面電車の数珠繋ぎを見て感激.岩瀬浜行LRT,エメグリの0605(’06年新潟製)にイエローの0603(同)が続く.赤は出発間際の7019(’65年日車製)でエステサロンのラッピング車.

大学前駅行の7023(’65年日車製)が入線.この後折り返します.

パトカーラッピングで人気の7012(’60年日車製).県警肝いりのパト電車のロゴ入り.

岩瀬浜行LRTの0605が出発待機中.昔の短い富山港線ホームからは想像不可でした.

高架下は剛体架線.パンタもしっかりと接触.

ゆったりと線路を横断する人々.路面電車ならでは.

市内線(南)側は高架下を起点にリバース状かつループ線も有りなので,駅を出ると渡りとポイントが入り混じる複雑な配線.富山港線(北)側にも渡り線が設置されています.どちらも路面に綺麗に埋め込まれているため,分岐の存在感をあまり感じませんでした.以下設備の観察です.

ポイント部の様子.軌間内埋設型電気転轍機が設置されています.

蓋部分のクローズアップ.独の路面電車軌道システムメーカーのHanning & Kahl社のロゴが刻まれています.

トングレールが接触する部分には個別の手彫り刻印がありました.一つづつ現物合わせで造ってるので,組むときに間違えないようにですかね.

Hannig&Kahl社のポイントは函館市電でも使われていたので,市内電車の世界標準になっているようです.大同特殊鋼製のポイントを見かけたら写真を撮っておいたようがよさそうです.架線は目立たないように設置されていましたが,台湾高尾の架線レスLRTに比べると技術的にはチョット残念な印象でした.
久々に岩瀬浜まで行ってみたかったのですが,時間が無いのと腹が減ったので昼食を優先しました.昔食べた名物の白エビを食べたかったのですが,どのお店にも「不漁につき高値です」とあり諦めました.代わりに本場の富山ブラックラーメンをいただきました.

富山ブラック・西町大喜マルシェ店.市販のカップラーメンに比べ,実店舗の味付けは塩レベルが超特急!

帰路の北陸新幹線は快適で東京まですぐに着いてしまい,その昔の寝台「北陸」や越後湯沢乗換「はくたか」の頃とは隔世の感がありました.以上,久々のルポ探でした.

本稿終わり